いま取り組んでいることは、どれも「食」から始まっています。世界基準の品質で「食」を世界に届ける高浜、「食」を観光で訪れるきっかけにする能登、「食」で地域とのつながりを続けるみなべ。それぞれの土地で、じっくり腰を据えて進めています。
高浜町が誇る水産加工品を、世界基準の品質認定で裏付けて、海外市場への扉を開こうとしています。
地域再生マネージャーとして、大日本水産会と組んで対米HACCP認定プロジェクトを進めています。認定までのロードマップ、加工場の改修計画、投資対効果を含めた事業計画づくりまで、現場と相談しながら形にしているところです。
認定を取ることがゴールではなく、そこからがスタートだと思っています。現場の担当者が自分で衛生管理を記録し、改善を回し、輸出の実務までこなせるようになる。そんな教育プログラムを、現場の皆さんと一緒に進めています。認定を維持して輸出を続けていく力が町の中で育っていくこと。それがこのプロジェクトの本当の目標です。
目標:2027年 認定取得
縄文の真脇遺跡、あばれ祭、そして受け継がれてきた食文化。能登町には、世界に伝えたい物語がたくさんあります。
観光庁「地域観光資源の多言語解説整備促進事業」(令和8年度採択)で、海外の旅行者の目線に立った解説文づくりを監修しています。めざしているのは、「食と文化を体験する観光」につなげること。食と観光をどう結ぶかが、この事業の核心だと考えています。
梅の木のオーナーになって、実りを待ち、その実を受け取る。「食」を通じて、地域との関係が続いていくことをめざしています。
世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」の地で、地元農家と一緒に梅の木の「梅主(ばいぬし)オーナー制度」を企画・実施しました。オーナーは木の成長を見守りながら、青梅や梅干しなどの梅製品を受け取り、農泊や農作業体験を楽しめます。届いた梅と体験が、年間を通じて地域と関わり続けるきっかけになればと思います。
食・一次産業をサポートするKDDIさんの αU Market をプラットフォームに、新しいアイデアを掛け合わせて地域を盛り上げていく。その経営を支える関係人口を、地域と一緒に育てています。
紀伊民報(2026年9月8日)「梅の成長 共に見守る、和歌山・みなべの農園がオーナー制度導入」
梅は苗木から安定して出荷できるまで約12年。その間の収入をどう確保するか、という農家の課題に、山本やすお農園が「梅主(ばいぬし)オーナー制度」で応えた取り組みを紹介していただきました。
▶ 紀伊民報 記事を読む
加工場の床の傾斜をどうするか、という現場の細かな話から、海外マーケットとの商談まで。分けずに、ひとつながりで動きます。
「価値ある商品づくり」と「どうすれば売れるか」を、自分の手で試してきました。そのノウハウを、地域の事業に活かしています。
「海外の目線」で地域の魅力を掘り起こし、商品開発や商談からインバウンド向けのコンテンツまで、つくるところから伝えるところまで通して伴走します。
現場が動き続けるように、業務の仕組み化や教育に加えて、ストレングスコーチとして一人ひとりの強みを活かし、地域のチームが前に進む力に変えていきます。
地域の皆さんと同じチームの一員として、成果が続く土台を一緒につくります。
2001年、総合商社を退職した父が設立した会社です。海外製品の輸入、研修生の受け入れやボランティア、地域への日本文化の継承など、草の根の国際交流と地域貢献に力を注いでいました。そのDNAを受け継いで、2024年から事業を再開しました。
代表取締役 / Kenji Yonenaga
米国駐在、欧州系食品メーカー日本法人の立ち上げ社長、北米食品商社の現地責任者など、国内外の食品企業で30年あまり。その経験を、いまは地域の現場で活かしています。
営業入社、マーケティング、米国駐在、商品開発研究所
スイス大手冷凍パンメーカー日本法人にて商品統括マネージャー・取締役を歴任
立ち上げ社長として日本法人を設立し、事業を軌道に乗せる
現地責任者として、和牛・水産品の輸入販売事業のマネジメントと市場拡大を推進
各地で地域創生プロジェクトを推進